
初めての1人暮らし
2018年の新成人は延べ123万人に達しました。
これらの若者たちは学業を終え、様々な生活環境で新たな一歩を踏み出しています。 初めての引越しや一人暮らしの経験があるかどうかに関わらず、多くの人が親のサポートを離れ、自力で生活を始めます。 引越し業務を通じて気づいたことや、一人暮らしを経て感じた経験を通して、初めての一歩を踏み出す方々への参考になる情報を共有していきます。
contents
住居選びについて
初めての一人暮らしはワクワクでいっぱいです。 親元での生活と違い生活の自由度が上がり、自分だけの空間を持てます。 メゾネット・1LDKなどの住居の間取りやタイプの選択しソファー・カーテンの色や形を選び自分好みにコディネート出来、生活を始める前から『ああしよう、こうしよう』と夢広がります。 しかし快適な単身生活を送る為にも最低限のチェックを行い、初めての単身生活に影響がないようにしっかり選びましょう!!
契約内容の確認(敷金礼金や約款の確認)
収納スペースの箇所の確認
共用部の確認
住居地の階数・位置・向き
近隣施設の確認(駅や近所のスーパー・コンビニなどの確認)
洗面所・台所の確認
お部屋を選ぶにあたって私個人が思うことではありますが、参考になれば…
不具合に気づいた時はその時に必ず報告しましょう!
床のキズ・へこみ
柱や梁にある大きな釘穴
お手洗いの水位の確認
水が出せるなら水の出具合の確認
その他カーテンレールなどの取り付け状態
生活環境について
ロフト付きなど天井の高い部屋は下の空間が寒い
壁がなどの仕切りの防音効果が無いと夜生活できない(特に築年数が経っていない物件)
ポストにチラシ等が溜まったまま放置されているような集合住宅自体の管理もずさん
その他の引っ越しをご検討のお客様へ
初めての単身生活にかかる初期費用
初めての一人暮らしでは、費用の見積もりが難しいことがあります。特に部屋を借りる際の費用には誤解が生じることがあります。 家賃だけでなく、敷金や礼金、保証金など初期費用がかかります。また、光熱費や生活必需品の購入も考慮が必要です。 これらの費用を把握し、予算を立てることが重要です。 初めての一歩を踏み出す方々には、費用の全体像を理解し、無理のない生活計画を立てることが役立ちます。
部屋を借りる際にかかる費用
- 敷金
- 家賃滞納や自己原因に部屋の修復など何かあった際の『預かり金』で、相場は家賃の2~3ヶ月分程度になります。
- 礼金
- 部屋を借りる『大家さんへ支払うお礼金』で家賃1~3ヶ月分程度
- 仲介手数料
- 物件を紹介してくれた『不動産会社に支払う手数料』で、相場は家賃1ヶ月分程度になります。
- 前家賃(預かり金)
- 契約開始月の1ヶ月分の家賃(途中入居の場合は日割り計算分も)は先に支払う必要があります。
- 鍵交換費用
- 前入居者が使っていた『鍵を付け替える費用』で、相場は15,000~25,000円程度です。
- 消毒料
- 入居前に行うお部屋の消毒費用で、相場は20,000円程度になります。
その他にも月々家賃と一緒に払う管理費や災害時の被害を保証する火災保険(大体2年更新)などもあります。
引っ越し費用
引越しの方法にもいくつか方法があり、その方法によって料金は変わります。体力に自信があるので自分でする人もいれば、すべてを業者に任せる人など様々な方法があります。
- ご自身で引越を行う場合
- 『家族と・・』又は『友人と・・』など業者に依頼せずに自分たちで行う方です。
この場合の費用は、レンタカー代×使用期間・レンタカーのガソリン代・お手伝いの方への食事代やお礼・その他資材、雑費等位の費用で済むのではないのでしょうか。 - 業者に依頼する場合
- 一概に業者に依頼するといっても、運搬のすべてを行ってくれる大手引越し業者やお客様との共同作業で私たち赤帽のような業者もいます。
お客様のご都合などを加味して判断されると良いと思います。
家具家電、その他の生活必需品の準備にかかる費用
初めて一人暮らし始める方は、ほとんどの生活必需品をお持ちではないと思われます。
- 家電品
- 冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど必要家電を揃えると約10万円程度必要です。
- 家具
- ベッド(寝具)・棚・ソファーなど必要な家具を揃えると約5万円程度必要です。
- その他の生活必需品
- 調理器具・掃除道具・入浴セット・カーテン・物干しなど
最後に
初期投資にはかなりの料金がかかります。 『あれもこれも・・』と夢広がるのも良いのですが、どうしても必要な物は後からでも購入できますし、配達してくれます。
ですので始めはご実家の食器やご自身のお部屋の家具などで始められてはいかがでしょうか?
そして、必要品につきましてもリサイクルショップの活用やネットショップや家電量販店などで新生活応援フェアの『3点セット』『5点セット』などのまとめ買いを利用する事により初期費用を抑えることができます。
引越しに必要な道具と資材
新しく始まる一人暮らしの住まいが決まったら、引越しの準備です。 その際の必要な道具・資材の準備をしましょう!!
- 手袋
- 家具家電・段ボールその他の搬出搬入には必要です。 素手で荷物を運んでる人を良く見かけますが擦り傷・打撲などの怪我を防止してくれます。
また引越しの際、軍手を装着している方が大多数いらっしゃいますが、滑りやすいため荷物を落としたり不必要な力が必要になり終わったら筋肉痛なんてことが考えられます。
引っ越しで荷物を運ぶときは、ゴム手袋が滑りにくくて一番お勧めです。 - 段ボール
- 説明する必要もなく、衣類や食器を運ぶ際に必要です。 ホームセンターで販売もしていますが、 引越し業者からもらえる場合もありますし、ショッピングセンターの商品運搬に使用した使用済みの段ボール貰って来ることも出来ます
- 新聞紙又はエアキャップ(緩衝材)
- 食器や陶器・ガラスの雑貨などは、緩衝材でしっかり梱包して破損しないようにしましょう。
また割れ物を紙袋に入れて準備をされる方が多くいらっしゃいますが、破損の原因つながりますので他の荷物もですが特に割れ物は紙袋での荷造りは控えてください。 - 脚立
- 照明の取り付けや高いところの作業に必要です。 もしなければ丸椅子などでも対応出来ると思います。
- 段ボール
- 説明する必要もなく、衣類や食器を運ぶ際に必要です。 ホームセンターで販売もしていますが、 引越し業者からもらえる場合もありますし、ショッピングセンターの商品運搬に使用した使用済みの段ボール貰って来ることも出来ます
- カッター・ハサミ
- 箱詰めした段ボールの開梱やその他色々と使用します。
- 工具
- ベットの組み立てや洗濯機の設置作業に必要です。
クラフトテープ又は布テープ・荷ひも
新居に持って行く物の梱包や片づけに使用します。 - マジック
- ダンボ―ルの中に入っているものを記入しましょう。 記入することにより、当日箱の中身がわかり引っ越し後の片づけがスムーズに進みます。
家財品を揃える
これから一人暮らし始める方にはそろえる家財品はいっぱいあります。 あれもこれもと色々と欲しくなってしまいますが、部屋の間取り・広さなどを考慮して計画的に購入しましょう!!
最低限必要と思われる家財
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- ガスコンロ
- 炊飯器
- 寝具
- 調理器具
- 食器
- ごみ箱
- テーブル(コタツ)
- 入浴セット
- カーテン
- 照明
- 掃除機
- 洗濯器具
購入の前に確認しておきたいこと
- 家電のサイズと扉の幅
- カーテン窓口のサイズ
- コンセントの位置
生活家具家電の購入するにあたって
ついついあれもこれもとなってしまうと、びっくりするような金額になってしまいます。
最低限の家財道具から始めて良いのかと思います。
入学シーズンには各家電量販店でお得な家電のセットの販売も行われていますのでそちらを利用するのもお勧め致します。
3点セット 冷蔵庫 洗濯機 電子レンジ 大体5万~6.5万円
5点セット 冷蔵庫 洗濯機 電子レンジ 掃除機 炊飯器 大体6万~8万円
入居後の手続き
引越しと言っても、荷物を運ぶ作業だけではなく、引越しをする中で一番面倒かもしれない各手続きが残っています。
この手続きを怠ると『電気代が銀行引き落とされない』など新生活に様々な支障をきたしてしまいます。
ただでさえ不慣れな単身生活ですので後回しにせず、出来るだけ早く遅くとも2週間以内に行いましょう!!
市役所での手続き
- 転入届・転居届の提出
- 国民健康保険の加入手続き
- 国民年金の住所変更
- 印鑑登録
ライフライン
- 電気
- ガス
- 水道
通信
- 固定電話の契約
- 携帯電話
- プロバイダーの契約
その他の手続き
- 運転免許証
- 自動車に住所変更
- 銀行
- クレジットカード
- 郵便局